登山道具/雪山装備

山岳ガイドのお薦めの雪山登山で必要な装備を紹介します。


◎雪山用登山靴

雪山用登山靴を選択するポイントは3つ、シャンク、インシュレーション、ライニングになります。ワンタッチアイゼンが装着可能な登山靴であれば間違いありません。

1,シャンクとはソールの中に入っているプレートです。雪山登山の場合、アイゼンを装着して登山するのが前提ですので、柔らかいシャンクですと外れる可能性があること。そして、これから学ぶキックステップで雪やクラストした斜面をカット出来ません。雪を適切に処理するためには体重を掛けてもソールが曲がらない強度が必要です。

2,インシュレーションとは中綿です。雪山登山の場合、氷点下20度を下回ることもあるのでインシュレーションが必要です。スリーシーズンの登山靴と雪山用登山靴の大きな違いはインシュレーションの有無になるでしょう。現在はゴアテックスとインシュレーション一体型が主流です。

3,ライニングとはアウターシェル、アッパーとも言います。ファブリックとレザーがありますが、皆様の雪山登山に限れば、ファブリックを雪の登山道から飛び出た針金に引っかけたり、アイゼンやピッケルで傷つける事例もあり、レザーが良いと考えます。

スポルティバ
ネパール キューブ

ザンバラン
マウンテンプロ EVO GT RR

ローバー
アルパイン エクスパート GT


◎ピッケル(独語:Eispickel)・アイスアックス(英語:Ice axe)・ピオレ(仏語:Piolet)

初級者用はストレートタイプ、中級者用はベントシャフト、と言われていますが、ご自身が使いやすい方で良いと思います。富士山雪上訓練でピッケルをレンタルしますので、皆さんで使い回してシックリ来るシャフトの長さを決め手から購入すればOKです。ピッケルはその昔「山ヤの魂」と呼ばれていたのですよ。

グリベル(GRIVEL)
エアーテック

ブラックダイヤモンド
レイブン

グリベル(GRIVEL)
Gゼロ


◎アイゼン(独語:シュタイクアイゼン Steigeisen)・クランポン(英仏語:Crampons)

10本爪以上のフロントポイントがあるタイプが必要になります。ワンタッチ、セミワンタッチ、ストラップがありますが、ご自分の登山靴に合った物が一番です。個人的にはワンタッチアイゼンをお薦めしています。10本爪か12本爪かの選択ですが、これから氷と岩のミックスの対応が必要なので12本爪をご購入下さい。

グリベル(GRIVEL)
エアーテック

ブラックダイヤモンド
セラックス

グリベル(GRIVEL)
ニュークラシック


◎薄手の手袋・旭化成レオナ66インナーグローブ

旭化成レオナ66繊維を使用したインナーグローブは、毛玉が出来にくく非常に丈夫、保温性・速乾性も十分雪山使用に耐えられ、木村ガイドは恐らく20年以上愛用しているかもしれません。吹雪や極度の低温下でなければ雪山やスキー場で通常グローブとしても使用しています。ですが、性能が高いので穴が開いたら雪山での使用は絶対に不可、穴の開いたところだけ凍傷になります。それは冬のジョギング用に使って下さい。

マッキンレー(McKINLEY)
インナーグローブ

キャラバン
シームレスグローブ

 


◎アウターグローブ

アウターグローブは目的と用途に合わせて複数必要になると思います。シェルが厚ければ保温性が高くなりますが、ロープ(ザイル)を使ったり岩場の通過などではフィット感がなく指が動かしづらいので、クライミングの時はシェルの薄い革製アウターグローブを使用します。スカート付きかどうかは、個人的好みで良いかと思います。ちなみに木村ガイドは取り外しが楽なスカート無しのグローブを2種類使い分けています。

ブラックダイヤモンド
ガイド

ブラックダイヤモンド
ソロイスト